工務店のホームページは何から作る?施工事例1件で信頼を伝える書き方
紹介や地元のつながりで仕事は続いているけれど、「ホームページを見てから相談したい」と言われて、見せられるものがなくて困ったことはありませんか。
工務店のホームページは、会社の説明から作るよりも、施工事例から作るほうが伝わります。家づくりを考えている人が見たいのは、「この会社に頼んだら、どんな家になるか」だからです。
この記事では、最初に施工事例を作る理由、事例1件に入れる中身、事例以外に載せる情報、写真の撮りため方、相談につなげる入口、3ページで作る構成の例を解説します。読み終えるころには、手元にある1件の工事から、ホームページを作り始める手順が分かります。
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工務店のホームページを相談する工務店のホームページは、施工事例のページから作る
工務店のホームページで最初に作るべきなのは、会社の紹介ではなく施工事例です。家づくりを考えている人は、言葉の説明より、実際に建てた家を見て判断します。
家づくりを考える人は「自分の家だったら」を想像したい
家を建てたり直したりするのは、多くの人にとって何度もない買い物です。だからこそ、「この会社に頼んだら、どんな家になるか」を、できるだけ具体的に想像したいと考えています。
- 自分の家族と似た暮らしの家を建てたことがあるか
- どんな相談から、どんな家になったのか
- 工事のあいだ、どんな人が関わっていたか
事例は、会社の説明よりも伝わる
「丁寧な施工」「お客様第一」といった言葉は、どの会社にも書けます。施工事例には、その会社にしか書けないことが詰まっています。1件の事例が、何行もの会社の説明より信頼につながることがあります。
1件目をていねいに作ると、2件目からの型ができる
最初から事例をたくさん並べる必要はありません。1件をていねいに作ると、写真の撮り方、書く項目、お施主様へのお願いの仕方がそろい、2件目からは同じ型で増やしていけます。
施工事例1件に入れる中身
1件の事例には、次の中身を入れます。
| 入れる中身 | 書くこと |
|---|---|
| 相談のきっかけ | どんな困りごとや希望から相談が始まったか |
| 暮らしの様子 | 家族の人数や、暮らし方の要望(出せる範囲で) |
| 工事の内容 | 新築・リフォームの別、主な工事、工期の目安 |
| こだわった所 | 要望にどう応えたか、工夫した点 |
| 写真 | 完成後の外観と中、工事中の様子 |
| 住んでからの声 | お施主様のひとこと(許可をもらえた場合) |
相談のきっかけと要望
事例の最初に、「子どもが大きくなって部屋が足りなくなった」「冬の寒さをなんとかしたい」のような、相談のきっかけを書きます。同じ悩みを持つ人が、自分のことのように読めるようになります。
完成した家の写真
外観、リビング、キッチン、こだわった場所を、それぞれ1枚以上載せます。写真の下に「家族が集まるリビングは南向きに」のように、ひとことの説明を添えると、写真の意味が伝わります。
工事中の写真
基礎や構造、断熱など、完成すると見えなくなる部分の写真は、工務店の仕事ぶりを伝える材料になります。現場でこまめに撮っておくと、事例を作るときに困りません。
住んでからの声
お施主様に、住み始めてからの感想をひとこともらえると、事例の説得力が増します。お願いの仕方や載せるときの決まりはお客様の声をホームページに載せる方法にまとめています。
施工事例のほかに載せる情報
対応エリアを市町村まで書く
「〇〇市を中心に、〇〇町・〇〇村まで」のように、対応できるエリアを具体的に書きます。エリア外の相談が減り、エリア内の人には「頼める会社だ」と伝わります。
できる工事・得意な工事を書く
新築、リフォーム、外構、修繕など、できる工事を並べます。得意な工事や、受けていない工事がある場合も書いておくと、相談の行き違いが減ります。
会社の情報と許可
会社名、所在地、代表者、創業の年、建設業の許可を受けている場合は許可番号などを載せます。大きな買い物をする人ほど、会社がどこにあって、どんな人がやっているかを確かめます。
家づくりの流れと期間の目安
| 段階 | 書くこと |
|---|---|
| 相談 | 相談の方法、相談にかかる費用の有無 |
| 打ち合わせ・見積もり | 打ち合わせの回数の目安、見積もりの出し方 |
| 工事 | 工期の目安、工事中の連絡の仕方 |
| 引き渡し後 | 点検やアフターの対応 |
流れが分かると、相談するときの心のハードルが下がります。
施工事例の写真の撮りため方
完成写真は晴れた日に、同じ時間帯で撮る
外観の写真は、晴れた日の明るい時間帯に撮ります。家の中は、窓からの光が入る時間帯に、照明もつけて撮ると明るく写ります。
工事中は「見えなくなる所」を撮る
基礎、柱や梁、断熱材、配管など、完成すると見えなくなる所を撮っておきます。撮った写真は、工事ごとにフォルダを分けて保存しておくと、事例を作るときに探しやすくなります。
お施主様の許可を先にもらう
事例として載せてよいか、住所や家族のことをどこまで書いてよいかを、工事の前か引き渡しのときに確認します。写真に表札や車のナンバーが写っていないかも確かめます。
ホームページから相談につなげる入口
相談の種類ごとに入口を分ける
| 相談の種類 | 入口の例 |
|---|---|
| 新築・建て替えの相談 | 相談フォーム、電話 |
| リフォーム・修繕の見積もり | 写真を送れるフォーム、LINE |
| 見学会・相談会 | 申し込みフォーム、電話 |
修繕の相談は、困っている場所の写真を送ってもらえると、話が早く進みます。
フォームの項目は少なくする
最初の相談で聞くのは、名前、連絡先、相談の内容、住所の市町村くらいで十分です。項目が多いと、途中でやめてしまう人が増えます。詳しいことは、相談のあとの打ち合わせで聞けば間に合います。
電話の受付時間を書く
現場に出ていて電話に出られない時間がある場合は、受付時間を書き、それ以外はフォームやLINEで受け付けると書いておきます。
公開後に相談を増やす運用
事例を少しずつ足していく
工事が終わるたびに、事例を1件ずつ足していきます。完璧な事例を年に1件より、同じ型の事例を少しずつ増やすほうが、見る人に伝わります。
見学会や相談会のお知らせを出す
見学会や相談会を開くときは、日時と場所、申し込み方法をお知らせに出します。終わった催しのお知らせは下げておきます。
古い情報を残さない
終わったキャンペーンや、変わった連絡先が残っていると、会社が動いていないように見えます。年に一度は全体を見直します。見直しの時期は公開したあとに見直したい、ホームページ更新のタイミングにまとめています。
工務店のホームページの構成の例
小さな工務店なら、3ページから始められます。下の表は構成の例です(NOESISの制作実績ではありません)。
| ページ | 載せる内容 |
|---|---|
| トップ | 会社のひとこと紹介、施工事例の写真、対応エリア、相談のボタン |
| 施工事例 | 事例1件ごとの相談のきっかけ・工事の内容・こだわり・写真・お施主様の声 |
| 会社と家づくり | 代表者のあいさつ、できる工事、家づくりの流れ、会社の情報と許可、所在地 |
事例が増えたら、新築とリフォームでページを分けます。
工務店のホームページ制作の費用と進め方
判断の軸は、事例を誰が、どのくらいの頻度で足していくかです。
作り方は3つに分かれる
| 作り方 | 最初の費用 | 公開後の更新 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| 自分で作る(作成サービス) | 月々の利用料が中心 | 自分で行う | 事務の担当者が更新を続けられる |
| 制作会社に一括で依頼する | 制作費をまとめて払う | 別の契約や都度の費用になることが多い | 最初の構成づくりから任せたい |
| 月額で制作と保守を任せる | 初期費用を抑えやすい | 月の範囲内で頼める | 事例の追加も任せたい |
公開までの流れ
- 事例にする工事を1件選び、お施主様の許可をもらう
- 事例の写真と、相談のきっかけ・工事の内容を集める
- 対応エリア、できる工事、会社の情報をまとめる
- 制作して、スマートフォンで確認する
- 公開して、名刺やチラシにURLを載せる
先にそろえておくもの
- 事例にする工事の写真(完成後・工事中)
- 相談のきっかけ、工事の内容、工期の目安
- 対応エリア、できる工事
- 会社の情報(会社名、所在地、代表者、許可番号など)
- 相談の受け方と、電話の受付時間
NOESISでは、初期費用0円・月額9,800円(税抜)で基本3ページのホームページを作り、公開後の修正を月3回まで承ります。事例の追加も、この回数の中でお任せいただけます。完成イメージは1ページ分を無料でお作りします。
工務店のホームページで、そのまま使える文例
「〇〇」を自分の会社と工事の言葉に置き換えて使ってください。
施工事例の書き出し
「お子さまが小学校に上がるのをきっかけに、『家族が自然と集まれる、明るいリビングがほしい』というご相談をいただきました。〇〇市・木造2階建て・新築・工期約〇か月。」
こだわった所の書き方
「南側の窓を大きくとり、冬でも日中は暖房をつけずに過ごせる時間が増えるよう、断熱と窓の配置を工夫しました。」
体感や効果は、お施主様から聞いた言葉で書き、言い切りすぎないようにします。
お施主様への掲載のお願い
「お引き渡しの記念に、お住まいの写真をホームページの施工事例として掲載させていただけないでしょうか。お名前やご住所は載せず、地域は『〇〇市』までにいたします。写真も、事前にご確認いただいたものだけを使います。」
お願いの文を決めておくと、引き渡しのたびに迷わず声をかけられます。
工務店のホームページ制作でよくある質問
事例がまだ1件しかないのですが、作れますか
作れます。1件でも、相談のきっかけから完成までがていねいに書かれていれば、会社の仕事ぶりは伝わります。公開後に、工事が終わるたびに足していけば十分です。
工事の費用は載せたほうがいいですか
出せる範囲で載せると、相談する人の目安になります。金額を出しにくい場合は、「総額〇〇万円台」のような幅で書くか、費用の決まり方(何で金額が変わるか)を説明します。出さない場合も、見積もりの出し方を書いておきます。
紹介だけで仕事が回っていても、ホームページは必要ですか
紹介された人も、相談の前に会社の名前で調べることが多くあります。そのときに施工事例が見られると、安心して連絡してもらえます。
職人の写真は載せたほうがいいですか
載せられるなら、載せたほうが伝わります。家に誰が来るのか、どんな人が工事をするのかは、お客様が気にすることの一つです。本人の了解を取ってから載せます。
自分で作るのと頼むのでは、どちらがいいですか
事例を足し続ける人がいるかどうかで決まります。迷ったときの考え方はホームページは自分で作るか頼むか?にまとめています。
まとめ:工務店のホームページは施工事例1件から作ろう
工務店のホームページで信頼を伝えるいちばんの近道は、施工事例です。会社の説明より、実際に建てた家と、相談から完成までの物語が、見る人の判断材料になります。
手を付ける順番は次のとおりです。
- 事例にする工事を1件選び、お施主様の許可をもらう
- 相談のきっかけ、工事の内容、こだわった所を書く
- 完成後と工事中の写真をそろえる
- 対応エリア、できる工事、会社の情報を載せる
- 工事が終わるたびに、同じ型で事例を足していく
1件目の事例ができれば、ホームページの柱ができます。あとは同じ型で、仕事の数だけ育てていけます。