美容室のホームページは予約サイトと何が違う?指名で選ばれる載せ方を解説
予約サイトのクーポンで来てくれたお客様が、次は別のお店のクーポンで行ってしまう。そんなくり返しに、手応えのなさを感じていませんか。
美容室のホームページの役目は、新しいお客様を集めることよりも、「次もこの人に」と決めてもらう材料をそろえておくことです。
この記事では、予約サイトとホームページで見られ方がどう違うか、ホームページに置く情報、仕上がり写真の分け方、2回目の予約につなげる入口、3ページで作る構成の例を解説します。読み終えるころには、予約サイトに任せることと、ホームページで伝えることを分けて考えられます。
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美容室のホームページを相談する予約サイトとホームページは、見ている人の段階が違う
予約サイトを見ている人は「どこにしようか」と探していて、ホームページを見ている人は「ここでいいか」を確かめています。同じお店の情報でも、求められる中身が変わります。
予約サイトは「近くで、空いていて、お得なお店」を探す場所
予約サイトでは、エリアや日時で絞ったお店が一覧で並びます。目に入るのは、クーポンの金額、口コミの評価、空いている時間です。条件が近いお店が並ぶと、値段や割引で選ばれやすくなります。
ホームページは「このお店で大丈夫か」を確かめる場所
お店の名前で検索してホームページを開く人は、すでにお店を知っています。知りたいのは、ほかのお店との値段の差よりも、自分の髪をまかせて大丈夫かどうかです。
- 自分と同じような髪の悩みを、きれいに仕上げた例があるか
- どんな人が担当してくれるのか
- 結局、いくらになるのか
予約サイトでは書ききれないことを書ける
予約サイトの掲載ページは、載せられる量や形がある程度決まっています。ホームページなら、カットで大事にしていること、ダメージへの考え方、初めての人への接し方まで、お店の言葉で書けます。
ホームページを開いたお客様が確かめていること
美容室のホームページで確かめられていることを、見る順に並べると次のようになります。
| 見る順番 | お客様の頭の中 |
|---|---|
| 1. 仕上がり | 「私みたいな髪でも、こうなれる?」 |
| 2. 料金 | 「ロングだと、結局いくら?」 |
| 3. 人 | 「どんな人が切ってくれるの?」 |
| 4. 予約 | 「土曜の午後、空いてる?」 |
髪の悩みが同じ人の例があるか
髪型の写真がたくさんあっても、自分に近い例が見つからなければ決め手になりません。くせ毛、細くてぺたんとしやすい髪、白髪が気になり始めた髪など、悩みが近い人の例があると、お客様は自分の仕上がりを想像できます。
結局いくらかかるか
「カット 〇〇円〜」の「〜」の先が分からないと、お客様は不安なまま予約することになります。長さによる追加、カラーの量による追加など、追加になる条件を書いておきます。
どんな人が切ってくれるか
スタッフの写真と名前だけでは、選ぶ材料になりません。どんな髪が得意か、どんな悩みの人をよく担当しているかが分かると、「この人にお願いしたい」と思ってもらえます。
行ける日に空いているか
予約の方法、営業時間、定休日、最終受付をまとめて書きます。予約サイトとお店の予約の両方を使っている場合は、どちらから予約すればいいかも書いておきます。
美容室のホームページに置く情報
確かめられていることに合わせて、ページに置く情報を決めます。
メニューごとに「含まれるもの」と「追加になるもの」を並べる
| メニュー | 書いておくこと |
|---|---|
| カット | シャンプー・ブローが含まれるか、長さで料金が変わるか |
| カラー | 長さや量で追加があるか、白髪染めとおしゃれ染めの違い |
| パーマ | トリートメントが含まれるか、かかる時間 |
| ヘッドスパ・トリートメント | 単品で頼めるか、ほかのメニューと組み合わせたときの料金 |
金額は税込で書くと、お客様が計算しなくて済みます。
スタッフは「得意なこと」と「担当した髪」で紹介する
スタッフの紹介には、得意な施術、よく担当する悩み、ひとことを書きます。そのスタッフが担当した仕上がりの写真とつなげておくと、指名の理由になります。
開いてすぐの画面で仕上がりを見せる
仕上がりの写真は、メニューのページの奥ではなく、トップページを開いてすぐに目に入る所にも置きます。最初の数枚で、お店の得意なテイストが伝わります。
営業時間は最終受付まで書く
美容室は、メニューによって最終受付の時間が変わることがあります。「カラーは18時まで、カットは19時まで」のように、条件ごとに書いておくと、電話で聞かれることが減ります。
仕上がり写真の撮り方と分け方
仕上がりの写真は、たくさん撮ることよりも、比べやすく、探しやすくすることが大切です。
撮る場所と向きを決めておく
撮影する壁や背景、光の向きを決めておきます。正面・横・後ろの3方向をそろえて撮ると、形の違いが伝わります。条件がそろっていると、写真ではなく髪型の違いが目に入ります。
長さと悩みの2つで分ける
写真は、長さ(ショート・ボブ・ミディアム・ロング)と、悩み(くせ毛・ボリューム・白髪など)の2つの軸で分けて並べます。最初は数が少なくても、分け方を決めておけば、増やしたときにも探しやすいままです。
載せてよいかは撮る前に聞く
お客様の写真を使うときは、撮る前に「ホームページに載せてもよいか」を確かめます。顔は写さない、後ろ姿だけにするなど、お客様が選べるようにしておくと、お願いしやすくなります。
2回目の予約につなげる入口
初めてのお客様と、2回目以降のお客様では、使ってもらう入口を変えます。
初めての人は予約サイト、2回目からはお店の予約へ
| お客様の状況 | 使ってもらう入口 |
|---|---|
| 近くのお店を探している | 予約サイト |
| お店の名前を知って、詳しく見に来た | ホームページから予約サイトまたはお店の予約 |
| 担当者が決まっていて、次の予約をしたい | お店の予約(電話・LINEなど) |
予約サイトは新しい出会いのために残し、2回目以降はお店の予約に移ってもらう形が、始めやすい使い分けです。
LINEで次の予約の相談を受ける
LINE公式アカウントがあれば、次の予約の相談や、来店後のお礼に使えます。ホームページに友だち追加のボタンを置いておくと、2回目の予約の入口になります。使い分けはLINE公式アカウントとホームページの違いは?で解説しています。
予約ボタンはどの画面でも押せる所に
スマートフォンで読んでいる途中でも、予約のボタンが見つかるようにします。画面の下に常に出しておくか、各ページの終わりに置きます。
公開後に指名のお客様を増やす運用
仕上がりの写真を月に数枚ずつ足す
公開したあとも、仕上がりの写真を少しずつ足していきます。季節に合わせた髪型を加えると、「今の髪型」を探しているお客様に届きやすくなります。
予約サイト・Googleマップと料金をそろえる
料金を変えたら、ホームページ、予約サイト、Googleマップ、店内の料金表をまとめて直します。どこか一か所だけ古いと、お客様がどれを信じればいいか迷います。
URLを送ったときの画像を整える
予約の確認でホームページのURLを送ったとき、お店らしい写真が表示されるようにしておきます。設定の考え方はURLを送ったときに出る画像とは?にまとめています。
美容室のホームページの構成の例
小さな美容室なら、3ページから始められます。下の表は構成の例です(NOESISの制作実績ではありません)。
| ページ | 載せる内容 |
|---|---|
| トップ | お店のひとこと紹介、仕上がりの写真、営業時間・定休日・最終受付、予約のボタン |
| メニュー・仕上がり | メニューと料金(含まれるもの・追加になるもの)、長さ・悩み別の仕上がりの写真 |
| スタッフ・アクセス | スタッフの得意なことと担当した仕上がり、お店の考え方、住所・地図・駐車場 |
ヘッドスパや着付けなど専門のメニューがあるお店は、ページを分けて加えます。
美容室のホームページ制作の費用と進め方
判断の軸は、公開後に仕上がりの写真を誰が足していくかです。
作り方は3つに分かれる
| 作り方 | 最初の費用 | 公開後の更新 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| 自分で作る(作成サービス) | 月々の利用料が中心 | 自分で行う | 写真の追加を自分で続けられる |
| 制作会社に一括で依頼する | 制作費をまとめて払う | 別の契約や都度の費用になることが多い | 最初の構成づくりから任せたい |
| 月額で制作と保守を任せる | 初期費用を抑えやすい | 月の範囲内で頼める | 写真の追加や情報の更新も任せたい |
公開までの流れ
- メニューと料金を整理する(追加になる条件まで)
- 仕上がりの写真を集めて、長さと悩みで分ける
- スタッフの紹介文を書く
- 制作して、スマートフォンで確認する
- 公開して、予約サイトとSNSにURLを載せる
先にそろえておくもの
- メニューごとの料金と、追加になる条件
- 仕上がりの写真(長さ・悩みで分けたもの)
- スタッフの写真と、得意な施術
- お店の内装・外観の写真
- 営業時間、定休日、最終受付、駐車場の情報
NOESISでは、初期費用0円・月額9,800円(税抜)で基本3ページのホームページを作り、公開後の修正を月3回まで承ります。仕上がりの写真の追加や営業時間の変更も、この回数の中でお任せいただけます。完成イメージは1ページ分を無料でお作りします。
美容室のホームページで、そのまま使える文例
「〇〇」を自分のお店の言葉に置き換えて使ってください。
メニューの書き方
「カット 〇〇円(シャンプー・ブロー込み)。肩より長い場合は〇〇円の追加です。」
「カラー 〇〇円〜(リタッチ)。毛先まで染める場合は、長さにより〇〇円〜〇〇円の追加になります。ご来店時に、仕上がりの希望と一緒に料金をお伝えします。」
スタッフの紹介
「〇〇(スタイリスト) くせ毛を生かしたショートとボブが得意です。朝のスタイリングが5分で終わる形を、一緒に考えます。」
予約の案内
「初めての方は、予約サイトからご予約いただけます。2回目以降は、LINEで次回のご予約を承ります。」
料金の「〜」の先と、追加になる条件をはっきり書くことで、来店前の不安が減ります。
美容室のホームページ制作でよくある質問
予約サイトの掲載はやめてもいいですか
いきなりやめると、新しいお客様と出会う機会が減ります。まずは予約サイトを残したまま、2回目以降のお客様にお店の予約を使ってもらう形から始め、お店の予約の割合が増えてから掲載の内容を見直します。
予約サイトの口コミを、ホームページに載せてもいいですか
そのまま転載する前に、予約サイトの利用規約を確かめます。ホームページに載せるお客様の声は、お客様に直接お願いして、載せてよいかを確認したものを使うのが確実です。頼み方はお客様の声をホームページに載せる方法で解説しています。
撮影用の写真とお客様の写真は分けたほうがいいですか
分けたほうが親切です。お客様が見たいのは、自分と同じような髪がどう仕上がるかです。実際のお客様の仕上がりを中心にし、撮影用に作った髪型を載せるときは、そのことが分かるようにします。
スタッフが辞めたときはどうすればいいですか
スタッフのページから写真と紹介を外し、その人が担当した仕上がりの写真の扱いも決めます。スタッフの紹介は、すぐに直せる形にしておきます。
自分で作るのと頼むのでは、どちらがいいですか
公開後に写真や情報を自分で足し続けられるかどうかで決まります。迷ったときの考え方はホームページは自分で作るか頼むか?にまとめています。
まとめ:美容室のホームページは「次もこの人に」と決める材料から作ろう
予約サイトは、近くのお店を比べて選ぶ場所です。ホームページは、比べ終わったお客様が「このお店、この人で大丈夫」と確かめる場所です。2つを分けて考えると、ホームページに置くべきものが見えてきます。
手を付ける順番は次のとおりです。
- メニューごとに、含まれるものと追加になるものを書く
- 仕上がりの写真を、長さと悩みの2つで分けて並べる
- スタッフの得意なことと、担当した仕上がりをつなげる
- 初めての人と2回目以降の人で、予約の入口を分ける
- 仕上がりの写真を、公開後も少しずつ足していく
クーポンに頼らなくても、選ぶ材料がそろっていれば、お客様は自分で担当者を決めて予約してくれます。